SF 明日かもしれない 勇気篇②

これはSF創作小説です。

聖書預言、を交えたフィクションです。

お暇な方は、どうぞ・・・

「レフト・ビハインド」

別名「人間消失」という映画が、昔あった。

何億という人間が、

ある日突然「消える」という映画だ。

状況がよく似ていた。

 

 

「人間消失現象」について、

各省庁への問い合わせが殺到した。

 

回線はパンクして、

政府は緊急記者会見を開いた。

 

 

家族が消えた人々は、

消えた家族を探して、

幽霊のように歩き回っていた。

 

 

世界中で大勢が居なくなった。

消えた。

 

恐怖でパニックになった国民を抑えるため、

政府は非常事態宣言を発令した。

 

 

 

 

自衛隊員も、

警察官も、

消防士も。

 

誰もが、

みんな泣いていた。

 

人が大勢「消えた」のだ。

 

 

みんなどこへ?

「消えて」しまったのか?

 

UFOによる誘拐説?

某国の新型兵器による攻撃?

 

テレビもネットも、

いろんな情報で錯綜していた。

 

 

 

教会のみんなは、

消えてしまった。

 

 

 

消えた。

 

俺のお母さんも消えた。

 

教会では俺だけが残った。

 

 

「 すいません。」

 

「・・・?

・・・はい? 」

 

人が来た。

 

疲れた顔のおばさんが

顔をのぞかせた。

 

「あの、今朝、娘がいなくなったんです。」

 

「 ・・・・はい。 」

俺がそう答えると、

 

おばさんは、

中に入って来た。

 

 

「 あの、娘さんはクリスチャンだったんですか? 」

 

「 はい。

娘は以前、こう言っていたんです。

 

もうすぐ、

イエスさまが迎えに来るから、

もうすぐ、自分がいなくなる日が来るから、

 

それは、イエスさまがクリスチャン達を迎えに来て、

天国に引き上げたってことだから。

 

お母さんもイエスさまを信じて。

そうすれば、

一緒に引き上げてもらえる。

全世界を襲う試練の時に、

遭わなくて済む。

 

確か、

そんなことを言っていたんです。

 

私は、その時、馬鹿馬鹿しい話に思えて、

相手にしなかったんです。

 

娘はいま、何処にいるんですか?

本当に天国に行ったんですか?

 

つまり、死んだってことですか?

 

何か知っていら、

教えてください。」

 

 

困った・・・

けど、

何がこったか、俺は知っている。

 

俺は知っている範囲で、

「 携挙 」について、説明した。

 

説明していると、

教会に、勝手に人が入って来た。

 

みんな家族が消えてしまった人たちだった。

ネットの情報を見て、

「 携挙? 」そう思って、

教会に来たらしい。

 

みんなは、

俺とおばさんの周りに勝手に座った。

そして一緒に話を聞いていた。

 

 

そのうち、

難しい質問が出て来た。

困ってしまった。

 

神さま。助けてください。

聖書をよく知るクリスチャンを、

ここに使わして下さい。

 

俺は心の中で祈った。

 

「 きみ、ここの牧師? 若いね~。」

振り向くと、、、

 

 

以前、牧師をしていた、という男が立っていた。

 

この男は、

いろいろ辛いことが有って、

神の愛が信じられなくなって、

牧師を辞めたんだそうだ。

 

その時に、一緒に信仰も捨てていたらしい。

けど、

今朝、

目の前で、奥さんや子どもが「消えた」のを目撃して、

「 やっぱり聖書は正しかった! 」

って、

悔い改めたんだそうだ。

 

この人、

聖書預言にも精通していた。

凄い。

 

お客さんの対応は彼が行い、

俺は補佐に回った。

 

 

「 みなさん。

安心してください。

みなさんの家族は、生きています。

無事です。」

 

「 いつ戻って来るんですか?」

「 どこにいるんですか?」

「 誰が連れて行ったんですか?」

 

「 みなさん。

また生きて家族に会いたければ、

これから読む聖書の箇所を、一緒によく見てみましょう。」

 

 

みんな「 携挙 」の話を聞いて、

いなくなった家族の話を聞いて、

神さまの話を聞いて、

イエスキリストを罪からの救い主として信じた。

 

そして直ぐに洗礼式が行われた。

 

 

「 イエスさまの十字架は、

あなたの罪のためであったことを信じますか? 」

 

「 はい。 信じます。」

 

元牧師は、

これから起きることを、

みんなに分かりやすく説明した。

 

 

「 エゼキエル戦争と世界同時大震災 」

 

 

この戦争で、

超自然的な勝利を収めたイスラエル国民は、

 

 

民族的に、

霊的覚醒を起こした。

 

 

つまり、

世俗主義から信仰主義に変わったのだ。

 

 

ロシア、イラン、トルコ、リビア、スーダンの連合軍が、

イスラエルに侵攻してきたその日、

 

 

地球規模の超巨大地震が起こり、

イスラエルは奇跡的な勝利を手にした。

 

 

この出来事は、

今から2800年も前に、

すでに聖書で預言されていた。

( エゼキエル書の38章と39章 )

 

だから後に「エゼキエル戦争」と、

呼ばれるようになったのだ。

 

このことを知ったイスラエルの民は、

霊的覚醒を起こした。

 

 

 

エゼキエル書39:22

その日の後、

イスラエルの家は、

わたしが彼らの神、主であることを知ろう。

 

そして世界中が、

イスラエルの神を信じ始めて、

「 イスラエルの神 」ブーム!

が、起きた。

 

 

エゼキエル39:7

諸国の民は、

わたしが主であり、

イスラエルの聖なる者であることを知ろう。

 

 

 

イスラエルの神こそ、

まことの神なのだ!

と、

イスラエル人が信じ始めたころ、

 

「 それ 」が、起きた。

 

 

「 携挙 」だ。

 

携挙は、

別名で「キリストの空中再臨 」とも云う。

 

 

キリストご自身が、

空中まで、下りておられるからだ。

 

そしてご自分の花嫁となる「教会」を、

連れて行ってしまわれた。

 

 

つまり、

クリスチャン達が、

この世界から消えた、ということだ。

 

 

イスラエルが霊的に覚醒をすると、

クリスチャンは「 携挙 」される。

 

これを専門用語で、

「 異邦人の完成 」という。

 

ローマ書 11:25

その奥義とは、

イスラエルが頑なになった( 世俗的な状態 )のは、

「 異邦人の完成 」のなる時までである。

 

 

2000年間、

異邦人によって、

成された福音宣教の働きは、

イスラエル人のもとにもどって来た。

 

 

 

 

これが、

ダニエルが預言した、

最後の「 70週 」の始まり、

の「 準備段階 」である。

 

ダニエル書 9:24

あなたの民とあなたの聖なる都については、

70週が定められている。

 

イエスさまが十字架で死なれて、

そして三日目に復活なさり、

40日後に天にお帰りになった。

 

あの時から、

終末時計は、「 69週 」で止まったままだ。

 

しかし、

もう直ぐ、

最後の70週が始まる。

 

最後の70週、

つまり、7年間である。

 

 

 

 

 

元牧師の話しでは、

エゼキエル戦争、

から

「 大艱難時代の始まり 」までは、

 

「 3年6か月 」以上の、

「 時間的猶予 」があるらしい。

 

 

 

大艱難時代が始まるまでの、

この時間が、

「 備える時間 」

そして「 大リバイバルの時間 」となる。

 

神の恵みに、

感謝します。

 

で、

この大患難時代が始まると、

世界の総人口、70億人が、

数億人まで減るらしい。

 

本当かよ?

 

どうすればこの「7年間の大艱難時代」を生きて乗り越えられるか?

それをこれからみんなに、

元牧師が、

毎週教えてくれるらしい。

 

 

 

その日は、

長い長い一日だった。

 

夕方まで、

教会にやって来る人が絶えなかった。

 

俺は居なくなった牧師の原付バイクで

家に帰ることにした。

 

天を見上げて、

「先生。バイク、借りますよ。」

というと、「良いよ。」と、

聞こえたような

気がした。

 

 

「 勇気くん。一緒に最後まで頑張ろうね。

主により頼んで頑張ろうね。」

 

「 はい。」

 

 

俺は聖書を信じている人たちを

ずっと馬鹿にしていた。

 

 

お母さん!

あなたは正しかった!

 

お母さん。

俺、もう迷わないよ。

俺、神さまを信じるよ。

イエスさまを信じて従っていくよ。

 

もうすぐ始まる「大患難時代」を生き延びて見せる。

 

 

そんな強い気持ちが湧いて来た。

 

 

不思議だけど、

生まれてはじめて「生きている」実感を感じている。

 

イエスさま。

イエスさま。

 

このために俺は生まれて来たんですか?

小さい時から、

死ぬ覚悟は出来ていました。

 

でも、死ななくて良かった。

生きていてよかった。

 

誰かが俺を必要としている。

頑張ってみます。

どうか助けてください。

 

 

 

 

でも、

俺はこの時、

大艱難時代の本当の恐ろしさを、

何もわかっちゃいなかったんだ。

 

あんなに、

あんなに、辛い日々が来るなんて。

 

・・・

 

誰が想像できただろう。

あんな恐ろしいことが、

来ると知っていたら・・・

 

あ~、、

携挙が起きる前に戻りたい。

 

こんなことになるんだったら、

携挙が起こる前に

戻りたい・・・

 

 

 

 

 

しかし、

あなたがたは、

やがて起ころうとしているすべてのこと(大艱難)から逃れ、

人の子 ( キリストの空中再臨=携挙 )の前に立つことが出来るように、

いつも油断せずに祈っていなさい。

ルカ福音書21:26

 

 

 

 

SF 明日かもしれない 勇気篇 ②

つづく・・・