こうして私の神学生生活は始まった。
生きる希望を無くし落ち込んでいた僕に、
こんな日が来るなんて本当にうれしい。
聖書を学べて、本当にうれしい。
先輩の中には、
綺麗な姉妹もいた。
うわぁ、
うれしいなぁ。
午後は近くのクリップ工場で会働いた。
神学校生活は天国に思えた。
学んで、
生活して、
働ける。
「召命のみ「みことば」は何?」
「召命のみみことばは何?」
「はぁ? 照明?」
「神さまに神学校に行くように呼び出された時、
与えられた聖書の言葉だよ。」
「 召命のみことば? そんなのがあるんですか ? 」
「 え? 召命のみ言葉が無いのに、神学校に来たの? 」
「 主イエス様。
私たちをこの世から召してくださり、
使命をお与えくださり、
ありがとうございます。
私たちは今この場に、
召命のみ言葉を与えられて集まってきました。…」
イエスさま。
私、そんなみ言葉なんか、あなたから頂いていませんけど、
私が神学校に来たのは間違いだったんでしょうか?…
「 召命のみ言葉? 」
「 はい。 」
「 ジョニー君はそんなのいらないよ。神さまに召命されているよ。 」
「 え~? でもみんなは召命のみ言葉が有るんだそうですよ。 」
「 そんなに言うんなら、
『私にも召命のみ言葉をお与えください』って祈ってみたら? 」
「 そうですね。そうします。今夜は帰ります。 」
いいなぁバイクは。
はぁはぁ。
神学校は奈良で、奉仕教会は大阪だった。
疲れる~。
イエスさま。
聞こえますか?
お願いがあります。
僕にも「召命のみ言葉」なるモノを、ください。
よろしくお願いします。
おやすみなさい。
アーメン。
その晩、夢を見た。
聖書が開かれた。
イザヤ書の、、、
8章の、、、、
・・・8節!?
イザヤ書8章8節!
ユダに流れ込み、
押し流して進み、
首にまで達する。
インマヌエル。
その広げた翼はあなたの国の幅いっぱいに広がる。
・・・
はぁ?
なんじゃぁ、
こりゃ~。