ハーフ牧師がゆく 33話

「 ん~? どういう意味だろうね?」

「インマヌエルって書いてあるから、

良いみ言葉なんだろうけど、

・・・夢でこれ見たの?」

「 はい。 」

 

 

 

 

インマヌエルという言葉は知っていた。

 

神は私達とともにおられる、

という意味である。

 

み使いガブリエルがイエスさまの降誕を告げたときに用いた言葉である。

が、

これは何だ?

 

 

洪水が首にまで達する?

洪水は敵を表すらしい。

 

それがユダ王国の首にまで達する。

つまり、かなりヤバい状況ってこと?

 

しかしインマヌエル。

神がともにいて国の幅いっぱいに広がって助けてくれる?

何これ?

 

これが召命のみ言葉?

 

 

さて、

授業では、

韓国の教会に行って来た牧師が韓国のキリスト教事情を話してくれていた。

 

 

韓国は人口の7割がクリスチャンらしく、

牧師という立場は、

日本とは違ってステータスが有るらしい。

 

だから韓国ではどこの教会に行ってももてなされて、

ご馳走を頂いていたそうだ。

 

 

「いいですね~。僕も韓国に行って見たいですね~」

(ご馳走が出るなら)

 

「砂川兄弟、韓国に行ったら、先ず、

土下座して韓国人に謝らないといけないんだよ」。

 

「え? なんで土下座するんですか?」

 

「日本人は過去に、

韓国人に対して酷いことをしたんだ。

 

それをアメリカ軍がやって来て、

日本人をやっつけてくれたんだ」。

 

 

「 何だ、そういう事ですか。

だったら僕が韓国に行ったら、

韓国人のみんなが僕に土下座して感謝してくれるんじゃないんですか?

だって僕のお父さんはアメリカ兵ですから 」

 

 

「 は?

君の母親は日本人だろ?

日本人の血が一滴でも身体の中に入っていたら、

君は日本人なんだよ。

日本人は、韓国人に、

土下座して謝らなきゃいけないんだよ!」

 

 

あれ~?

韓国人のクリスチャンって、

聖書を知らないの?

 

 

父が子のために殺されてはならない。

子が父のために殺されてはならない。

人が殺されるのは自分の罪過のゆえでなければならない。

申命記24:16

 

 

そんなクリスチャンが国民の7割もいるの?

え~?

日本ヤバくないか?

 

 

ハーフ牧師がゆく つづく…