ハーフ牧師がゆく 20話

バイクは、

定期的に、古いオイルを出して、、、

 

新しいオイルを入れれば、

調子が良くなる。

エンジンも長持ちをする。

 

そして何よりバイクが元気になる!

 

人間も同じである。

祈って神さまに悩みを委ね、

眠ることで、

全てを忘れて休み、、、

 

そして、、、、

デボーション(この世としばし別れ、神との時間を持つ)で、

天国から、聖霊の油を、

受ける。

朝おきて、

聖書を読んで、

神さまに祈る。

すると目に見えない世界でだけど、

天国から頭の上に

「聖霊の油」が注がれる。

 

すると

その日一日、

何が起きても対処できるようになる。

 

不思議な、

「知恵」や「力」が、

自分の中に「湧いて」くる。

 

これは在り難い。

 

自分が一人じゃないのを、感じる。

私は職場の仲間に伝道した。

 

英語が出来ないから、

日本語と英語の対話聖書を持って、

指をさして読んでもらう。

そして

「いっしょに教会に行こう!」と英語で言う。

 

さらに、

神さまのおかげで、

私は一発で車の運転免許試験に合格した。

アメリカは「車社会」である。

車が無ければどこにも行けない。

だから16歳以上であれば、

誰でも車の運転免許試験が受けられる。

私は17歳で車の免許を持った。

 

日本人の多く住む、

カルフォルニアやハワイでは、

日本語で車の免許試験が受けられる。

 

でもテキサスでは英語のみだった。

私は現地の高校生たちにまじって、

勉強した。

 

全部英語でであったが、

学科も実技も一発で合格した。

神さまのおかげである。

 

主イエスさま、感謝します。

私にとっては「奇跡」である。

 

 

 

デンチャの家を

私は18歳までに、出なければならない。

アメリカでは18歳で家を出るのが普通だ。

 

でも、

私は英語が出来ない。

 

お金もまったく無い。

高校の卒業資格もない。

何のとりえも無い。

 

いったいどうすれば良いのか?

毎日不安だった。

それで神さまにいつも祈り続けた。

 

そんなある日、

神さまは、

私が自力でアパートを借りるまでの

数か月間、

寝泊りすることが出来る場所を

あるクリスチャンを通して

備えてくださった。

 

それがここである。

町の郊外の静かな場所にある、

広い庭(墓地)付き一戸建て住宅(倉庫)である。

 

墓参りをする人たちに、

花(造花)を売る「花(造花)店」の、

倉庫部分である。

 

電気、水道、ガス無しの、

プラスチック臭(造花臭)が漂う、

素敵な部屋(2坪ぐらいの倉庫部分)である。

 

家賃はタダ。

これでも、

私にとっては「奇跡」である。

 

ありがとう。

〇〇さん。

 

ありがとう。

イエスさま。

(涙)

 

ゲゲゲの気分だ。

嬉しいな~。

楽しいな~。

 

 

主をおのれの喜びとせよ。

主はあなたの心の願いをかなえてくださる。

 

あなたの道を主にゆだねよ。

 

主に信頼せよ。

主が成し遂げてくださる。

 

詩篇37:4-5

 

 

 

 

 

 

 

人が苦手な私だが、

ある日、

職場の仲間が、

遊びに誘ってくれた。

 

嬉しかった。

ビックマンのアパートにみんなで集まった。

 

ピザを食べながら、

ビールを飲みながら、

アメリカンフットボールのゲームを

見る。

という集いだった。

(もちろん私はコーラである)

これ(アメフト)面白いか?

、、、、

ルールが分からない。

おまけに、、、、

会話が無い。

 

ただビールを飲みながら

ゲームを見る。

 

これってアメリカの普通か?

、、、、

帰ろうとしたとき、

 

何もない殺風景な部屋に、

感謝祭のカードが

大切に飾られているのを見つけた。

 

カードをよく見て

驚いた。

カードを開くと、

罵声語が書かれてあった。

 

ビックマンが笑いながら言う。

「面白いだろそれ。友達から送られてきたんだ。」

ファニー。

ファニー。

ビックマンは誇らしげに言う。

私も愛想笑いをする。

ファニー(笑)。

ファニー(汗)。

 

 

みんな必要だ。

みんな必要だ。

みんなイエスさまが

必要だ。

ビックマンも、

他の従業員も、

みんなイエスさまが

必要だ。

 

 

テレビを見ている彼らを見た時、

「俺と同じだ」

と思った。

 

アメリカは「離婚社会」である。

 

子どもを出産すると、

両親の多くは

離婚する。

 

親の居なくなった子供は、

 

幼少期から、

寂しい思いをする。

 

父親に見つめてもらうこともなく、

「大好きだ。」

「愛している。」と、言われることもなく、、、

 

 

大好きなお母さんは、

、、、、。

かまってもらいたいけど、

いつも仕事で疲れている。

 

家にいても、

いつも眠っているお母さん。

 

大好きなお母さんを、

起こさないように、

そっとテレビをつける。

 

寂しい家の子は、

テレビを見て

育つ。

 

 

 

彼らも俺と同じ「ハーフ」。

 

人が苦手な「ハーフ」。

 

人間として未熟なまま大人になってしまった「ハーフ」。

 

 

 

人が苦手、

だけど、、、、

人恋しい。

 

だから、、、

一緒にテレビを見ることで、

寂しさを紛らわす。

 

みんな必要。

イエスさまが必要。

 

イエスさま。

助けてください。

 

寂しい「ハーフ」が、世界に満ち溢れています。

 

私達の心の飢え渇きを

満たしてくださるのは、

イエスさま。

 

みんな、

イエスさま無しで、

これからどうやって、

生きていくんだろう。

S先生もいなくなっちゃう。

 

みんなは教会に行こうとしない。

私では、

上手くイエスさまのことが伝えられない。

 

どうしたら良いんだろう。

 

イエスさま。

助けてください。

 

 

 

 

 

 

 

このブログを読んでいるあなたへ。

 

 

もしかして、

あなたも「ハーフ」ですか?

 

人が苦手ですか?

 

一人が楽ですか?

 

でも寂しい、

 

でも人恋しい、

 

そうですか?

 

 

もしそうなら、

あなたも

「ハーフ」。

 

未熟なまま大人になってしまった

「ハーフ」。

 

あなたはひとりじゃない。

 

苦しいのは、

あなただけじゃない。

 

 

大丈夫。

イエスさまは

あなたを助けてくださる。

イエスさまはあなたを、救うことが出来る。

 

 

イエスさま。

このブログを読んでるこの方を、

お救いください。

アーメン。

 

どうぞあなたも、

イエスさまのもとに、

来てください。

 

イエスさまは、

あなたを待っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

ハーフ(未熟)牧師がゆく 20話

続く、、、、