「S先生、
、、、生駒聖書学院って、こんな山の中にあったんですか?
、、、怖いんですけど。」
「 竜一くん。心配ないって。 」
、、、、
昼間は気がつかなかったが、夜は、
生駒のあたりは、真っ暗である
つまり生駒は、
ど田舎なのである。
(現在は人口11万人を超える都会です。)
「先生、行かないで。」
「はははは、」
「じゃぁ。明日の入学式で会おうね。」
行ってしまった。
夜、来ると、怖っ。
戦前に建てられた、
歴史(?)ある校舎。
薄暗い階段を上って、、、
暗くて長い廊下。
自分の部屋に入る。
お~、
ここが私の部屋か~。
しばらくすると、
隣の部屋に、明かりが灯った。
行ってみよう。
「こんばんわ。」
「はい。どうぞ。お入りください。」
ドアを開けて中に入ると、
ぎょっとした。
なんとまぁ、
アゴの長い人だろう。
「どうも初めまして。
学生長の 橋場 と申します。」
「あ、どうも、砂川です。」
彼のことは、アゴ男、と命名しよう。
この人こそ後に、
和歌山純福音教会の牧師となる
橋場練三、その人であった。
しばらくアゴ男と世間話をしていると、
突然、ドアが開いた。
突然、ドアが開き!
「ヒャホー!
「練三ちゃーん! 元気だった??」
アゴ男、に飛びついてゆく、
ハエ男?
この人こそ後に、
行方不明となる、
打越〇〇、その人であった。
あ~。
S先生、帰りたいよ~。
次の日の朝、
入学式が行われた。
私を含めて、
新入生は12名
アメリカにいるとき、
古着屋で「3ドル」で買った、
少し大きめの背広を着て、
入学式に臨んだ。
Impossible Become a Challenge !
インポッシビリティー・ビケイム・チャレンジ!
不可能は、挑戦となる
これが、
IBCのモットーです。
生駒へ、ようこそ!
どのようにして
若い人は、
自分の道をきよく保てるでしょうか?
あなたのことばに従って
それを守ることです。
私は心を尽くして、
あなたを尋ね求めています。
旧約聖書
詩篇 119編
9 ~16節
こうして私は、
神学生になった。
ハーフ牧師がゆく 31話
つづく