ハーフ牧師がゆく 17話

ギャー! 雨だー!

祈らなきゃ!

 

 

主イエスさま~!

イエスさま~!

雨を止めてくださ~い!

信じま~す!

ア~メ~ン!

イエスさま!

凄い!

 

祈りは聞かれる!

 

 

イエス様。

ありがとう!

 

 

人が、

イエスさまが「誰」であるかを知るのは、

むずかしい。

 

だから私は

祈って伝道した。

 

本当の神様を、

家族に、

友達に伝道した

 

一生懸命に伝えた。

一生懸命に祈った。

 

そう!

祈りは聞かれるのだ!!

 

母も姉も、

友達も、

みな教会へ行った!!

 

そして何人か、

救われた!

アーメン!

 

凄い!

 

 

祈りは聞かれる!

必ず!

きかれる!

 

 

イエーイ!

 

 

 

S先生に言われ、

聖書を毎日

読むようになった。

聖書は面白い!

私は本が苦手だが、

これは読めちゃう!

 

「完全な信仰を持っていても、愛が無いなら、何の値打ちもありません。」

第一コリント13章2節

 

どんなに熱心にイエスさまを信じていても、

人への愛を欠いたら、

意味がない、

という意味かな?

 

ふ~ん、

なるほど!

ザ・

ワールド。

 

 

 

日本にいたときは、

イエスさまが誰か全然わからなかったけど、

日本を出たら、

イエスさまが誰か、

ハッキリわかる。

 

わお!

 

 

主よ。

あなたは私を救うために、

私をアメリカまで連れて来られたんですね。

 

凄いな。

神さまって。

スケールでかい!

 

主よ。

愛する日本を救ってください。

 

 

 

私は覚えたての単語で

デンチャとアゴスティーニ―に話す。

 

「 Jesus  GOD !     ジーザス! ガット ! 」

(イエスさまは神さま!)×2

 

「 Oh yes !  He is Truth GOD !  

オー イエス、ヒーイズ、トルー ガッド 」

( そうよ! イエスは本当の神よ! )

 

 

 

何て嬉しいんだ。

こんなに嬉しいことは無い。

 

イエス様。

私を愛して下さるお方。

 

イエス様。

私の救い主。

 

イエス様。

祈れば答えてくださる本物の、

本当の神さま。

 

あ~~~~~~~~~~~~。

 

 

嬉しい~~~~~~~~~~~~。

 

 

 

 

 

「 GOD  BLESS  YOU !  」

( 神の祝福がありますように! )

「 Thank  you  Johnny !  」

( ありがとう。ジョニー! )

 

 

 

 

礼拝は私の力。

わお!

「ジョニー君。」

「はい?」

 

「私が奉仕していた

リバイバル〇〇教会という教会に、

 

癒しの祈りで有名な牧師が

他の州から来ていて、

『癒しの祈り』をしてくれるだけど、

行く?

興味ある?」

 

 

え?

癒し?

 

 

 

私は5歳の時、

右目に怪我を負った。

 

そのせいで、

右目は「ほぼ」見えない。

 

微かに見えはするが、

昼間でも右目の視界は「夜のよう」に真っ暗だ。

 

だから私は世界を「左目だけ」で見る。

その左目の視力も、

そうとうに悪い。

 

あらまぁ~。

目、悪、俺。

 

 

メガネが無しでは、

生きられない。

 

 

この目の怪我のせいで、

母は本当に苦労した。

 

私には日本国籍が無かった。

だから国民健康保険が無かった。

病院での費用は

10割全額を負担した。

 

母は私の目を直すため、

「沖縄本島中」の名医を訪ねて回った。

本土にも行った。

 

お金をたくさん使った。

母は身を粉にして働いた。

 

でも結局、

目は直らなかった。

右目の眼底が、

潰れていたからだ。

 

直るわけは、なかったのだ。

 

 

 

 

それが今夜「直る!」

わお!

お母さん!

やったよ!!

 

 

 

「先生!行きますよ!私。行きます!」

 

主よ。

 

感謝します!!!!!!!

アメリカ人の教会は、

凄かった。

 

S先生の小さな教会と違い、

大きな教会だ。

 

礼拝がコンサートみたい。

凄い!

 

いよいよ「癒しの祈り」が

始まった。

ドキドキする!

もうすぐ直る!

 

あ~。

お母さん。

ビックリするだろうな~。

主よ。

私も癒して下さい。

 

あ~。

目が直る~。

嬉しい~。

 

祈ってもらった。

・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特に、

目は治って、

 

 

 

 

 

いない?

 

 

うん?

 

 

 

 

 

う~ん。

 

 

 

時差があるのかな?

 

 

 

 

 

私はメガネをかけずに、

バイクに乗って

家に帰った。

 

 

そのうち見えるように

なるのかな?

 

 

あれ?

 

 

 

やっぱり、

見えない。

 

 

 

夜だから余計に

見えない。

夜の高速道路を、

メガネをかけずに走る、

のは

危ない。

 

バイクを止め、

メガネをかける。

 

 

 

主よ。

 

何故ですか?

 

 

 

主よ、

あなたは何故、

祈りに答えて

下さらないんですか?

 

 

 

 

 

 

主よ。

 

 

主よ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故ですか?

 

 

 

 

 

 

心の底から、

声が

する。

 

 

「自分の心」の声?

 

「主」の声?

 

 

 

 

分からない。

 

 

 

 

お前は、

キリストが願いを全て叶えるから、

キリストを信じているのか?

 

 

 

もしキリストが、

お前の願いを叶えなかったら、

お前はキリストを信じるのをやめるのか?

 

 

 

 

 

 

雨を止めてください!

と、祈ると雨は止む。

 

仕事をください!

と、祈ると仕事を得る。

 

みんなが教会行くように!

と、祈って伝えると、みんなが教会へ行く。

 

 

 

 

 

祈れば何でも

答えられる。

 

祈れば何でも

叶えられる。

 

 

だからキリストを信じているのか???

 

 

 

 

 

もし、

キリストが、

お前の祈りを

聞いて下さらなかったら、

お前はキリストを信じるのを

やめるのか?

 

 

 

 

 

 

そうなのか!?

 

どうなんだ!?

 

 

 

 

 

 

違う!

 

違う!

 

違う!

 

イエスさまが俺の祈りを叶えてくださるから、

俺はキリストを信じているんじゃない!

 

俺にはイエスさまが

必要なんだ!!

 

俺のようなクソ野郎のために!

イエスさまは十字架で死んでくださった!!

 

イエスさまは、

クソのような俺を「好きだ」と言ってくれる!

イエスさまは、

馬鹿な俺を「愛している」と言ってくれる!

 

俺にはイエスさまの愛が

必要なんだ!!

 

 

俺もイエスさまが

大好きなんだ!!

 

 

俺もイエスさまを

愛しているんだ!!

 

 

 

 

だから、

何があっても

俺はイエスさまを

信じるんだ!!

 

 

 

イエスさま!!!

たとえあなたが今後一切!!

私の祈りを聞いて下さらなくても!!!

 

イエス様!!!

たとえあなたが

今後一切

祈りを叶えて

くださらなくても、、、、、、、、、、、

 

イエス様!!

 

イエス様!!

 

 

私はあなたについて行きます!!

 

 

あなたを信じます!!!

 

 

 

イエスさま!!!

 

私の主!!!

 

私の神!!!

 

何があっても、

私はあなたに!

 

 

ついて行きます!

 

 

イエスさまは、

私の、生きる理由。

 

イエスさまの愛があれば、

私は生きて、

いける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主が祈りを

叶えて下さらない

からと言って、

信じるのを止めるのは、

悲しいことだ。

 

主は召使ではない。

 

神さまには神さまの

お考えがあるのだ。

 

人を、

癒すのも、

殺すのも、

神さまの勝手。

 

 

 

 

 

 

「神は愛」なり

第一ヨハネ4章8節

 

神は、

神を愛する者を

必ず、

幸せにする。

 

でも幸せにする方法は、

私達の考えと、

神さまの考えでは、

違う場合、

があるのだ。

 

 

イエス様。

ありがとうございます。

 

あなたの最善は

私の目を

「直さないこと」だったんですね。

分かりました。

 

いいです。

 

見えないままで、

結構です。

 

ありがとうございます。

 

あ~。

目が直らなくて、

良かった。

( ;∀;)

 

信じます。

 

 

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

ニューヨークリハビリ病院の壁に書かれた

訳者不明の詩

 

大事を成そうとして、

力を与えてほしいと神に求めたのに、

慎み深く、従順であるように

弱さを授かった。

 

 

 

より偉大なことができるように

健康を求めたのに

より良きことができるように

病弱を与えられた。

 

 

 

幸せになろうとして

富を求めたのに、

賢明であるように

貧困を授かった。

 

 

 

 

世の人々の賞賛を得ようとして、

権力を求めたのに、

神の前にひざまずくように

弱さを授かった。

 

 

 

人生を享楽しようと

あらゆるものを求めたのに、

あらゆることを喜べるよう

を授かった。

 

 

求めたものは一つとして

与えられなかったが、

願いはすべて聞き届けられた。

 

 

神の意にそわぬ者

であるにもかかわらず、

心の中の言い表せない祈り

すべて叶えられた。

 

私はあらゆる人の中で

最も豊かに

祝福された者。

 

 

 

アーメン!

私は、

幸せ者。

 

 

 

大好きなイエスさま。

 

ありがとうございます。

 

 

 

 

( ;∀;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハーフ牧師がゆく 17話

続く、、、